再現作品
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金沢美大入試問題 再現作品集
金沢美術工芸大学 油 画
藤田 真鈴 (京都女子高・出身)
「 環境を最大限に利用する 」
金美アトリエの強みは、実際に金美に通われている学生の方々が講師として教えに来て下さるところだと思います。 様々な人が来て下さるので多種多様な描き方を教わることができます。
油画もデッサンも、幾通りもの描き方がある自由な画材のため、自分に合った方法を見つけるのが大変でした。 いくつもの表現方法を試しつつ、講師の先生に教わったことを取捨選択しながら織り交ぜていくと、必ず良い作品が描けると思います。
私は元々 関西の予備校にいたのですが、金美アトリエに来て、環境の良さに驚きました。
石膏像を囲んで広いスペースで描けるというのは、金美の受験対策に特化している、ここならではの強さだと思いました。
受験生の期間は、やはり精神的に辛いと思います。 ですが、描けば描くほど上達していくことが一番 実感できる時期だと思います。
自分の努力が実を結ぶことを信じて、最後まで頑張ってください。
匿名希望
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1次 : 鉛筆写生
・チェリーセージポット苗 ・吸着カーペット
・ダスター刷毛 ・半透明手動ポンプ ・カリフラワー -
2次 : 着彩写生
・ゼラニュウムポット苗 ・防虫スプレー缶
・板状綿 ・作業用マスク ・ブロッコリー
金沢美術工芸大学 芸術学
小寺 真悠 (星稜高校・出身)
「 挑戦する事 」
私は高校卒業後、一年間 金美アトリエに通いました。 この一年、私はデッサンをもっと早くから、始めておけばよかったと何度も後悔しました。
後悔しないためにも、やって見たいと思ったことには、できるだけ早めに挑戦してみることをお勧めします。 今年の芸学入試の実技には、デッサンにもアイデアが出題されました。
これからも、この傾向が続くかはわかりませんが、何が出ても落ち着いて対応することが大切です。芸術学の面接はディスカッションで、想定外の質問が多いです。
私は 声の大きさ、見た目の清潔感、積極的に手を挙げることを 心がけました。 あと,自分の意見を持つ事がとても重要です!
普段からあらゆる物事に対して 自分なりの意見を考えておくとよいと思います。 最後に
教えてくださった先生方、支えてくれた両親、周りの方々にあらためて感謝いたします。
本当にありがとうございました。
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作品写真: 17 鉛筆デッサン : ジョウロ を各自で自由に配置しデッサンしなさい。
そのうえで、ジョウロを応用した自身の作品、展示、
プロジェクトなどを構想し、それらのプラン概要を
簡単な図(ラフスケッチ)や文章で説明しなさい。
金沢美術工芸大学 視覚デザイン
丸田 哲平 (金沢高校 出身)
「 金美VD、受験で学んだこと 」
私は高2の秋ごろから 金美アトリエに入り、1年浪人をした後視覚デザインに合格することができました。ここで私が 金沢美大の受験を経て、学んだことを書いてみようと思います。
先ず、デッサンでは「手」を中心に描くので、様々な角度から見た 手 を描けるようにすることが大切だと思います。そうすれば構図のバリエーションも増えて、問題への対応力も付きます。
デッサンでは、先生からいつも言われた言葉…「構図」「形態」「明暗」「質感」の順に気を付けて描いていました。特に「構図」は 作品の善し悪しを大きく左右するので、視覚誘導と粗密・大小・重なりを意識して描いていました。
次に、色彩構成では「相手に伝わるアイデア」を一番大切に心がけていました。私は、先生から「色合いはいいけれど、何が言いたいのか わからない!」とよく言われていたのでそこが自分に一番足りていないところだと思い、本当に気を付けて描くようにしていました。
どんなに構図や配色が良くても 自分の言いたいことが相手に伝わらなくては、元も子もありません。なので、私は アイデア、構図、色彩、の順番で 気を付けて描いていました。
今まで、丁寧に、根気強く、指導していただいた、先生・講師の皆様…
本当にありがとうございました。
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■1次 : デッサン
「自分の手」と「紙コップ」を自由に構成して描写しなさい。
(紙コップの個数、変形、加工は自由)
※紙コップは与えられず想像で描く。今年は、コロナ禍の影響でデザイン科の入試は、1次:デッサンの制限時間が、例年の5時間より
1時間短縮され、4時間となりました。昼食時間をまたがず午前中に仕上げるという事で、より
短時間で自分のイメージを的確に応現できるスピードが求められています。 -
■2次 : 色彩構成
「果物」と「果実」で、清涼感のある色彩構成をしなさい。
作品にはタイトルを付ける事。
タイトル:「フルーツポンチ」