再現作品
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金沢美大入試問題 再現作品集
金沢美術工芸大学 工芸科 合格
山上 夏歩さん
(石川県立輪島高校 出身)
●背水の陣で駆け抜けた一年間
私が初めて金美アトリエに行ったのは、高2の冬期講習会でした。高1の頃から、ほぼ独学でデッサン等はやっていましたが冬期講習に4日間参加しただけで、「私は今まで何をしていたんだろう。」と思う程格段に上達した事に驚きました。それで高3の春から金美アトリエに通う決心をしました。
家が遠いので、土日コースに通い始めたものの、なかなか描くスピードが上がらず月に4~5枚しか完成できませんでした。描く枚数も少なく思うように上達できず、ずっと焦っていました。もっと早くに始めておけばと後悔したけれど、一年間しか無いのだと覚悟を決めて最後までやり抜いたからこそ現役合格できたのだと思います。特に直前講習会で毎日続けて何枚も描けた事が最後の伸びに繋がったのだと思います。私は金美アトリエで、諦めずに最後まで粘るとすごい力を引き出せると言う事を学びました。この事を、これからの大学生活でも生かしたいです。
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1次:鉛筆デッサン
手と軍手に想定で直方体と珠を加えて自由に構成し
デッサンしなさい。想定物の材質は、土と金属と木材とグラスの
中から2種類を選び、個数・サイズは自由とする。
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2次:色彩表現
与えられた素材(活さざえ・はさみ)を使って自由に色彩表現
しなさい。作品にタイトルを付ける事。
タイトル 倒れそうな家を支えるパパとボク
2012年度 再現作品
参考作品さん
(某高校出身)
これから美大受験にチャレンジする人達へのメッセージも、もらいました。合格発表直後に、当アトリエにて製作するため、限られた合格者への依頼となってしまい、匿名の方もいます。又、受験生、合格者のいない学科でも、現役美大生、講師による参考作品も一部、掲載してあります。
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1次:鉛筆写生
ウォッシャー液ボトル
丸金網
CDディスク
缶詰(有明煮)
パック入り着火剤
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2次:着彩写生
ラナンキュラス小鉢
緑色ガムテープ
輪投げチョコ
白トレイに入った鯛の切り身
木目トレイに入ったフライドチキン
金沢美術工芸大学油画科合格
山本 武明さん
(福井県立武生高校出身)
「美術について学びたい」という思いを漠然としかもっていなかった私は、高校3年の時にようやく志望大学を決め、デッサンなどを始めました。しかし、普通の進学校である母校だけでデッサンを学ぼうとするのは、いささか無理があり、道具の使い方や構図の取り方などをあまり理解していなかったため、成長するにも限界がありました。
そんな頃に金美アトリエの講習会に参加し、先生や講師の方々にさまざまなことを教えていただき、自分でも驚くほどの成長ができました。その後、学び始めるのが遅かったせいか、大学受験に失敗しましたが、浪人してからの約一年間、金美アトリエに通い続けました。
振り返ると、成長できず鬱々として辛い時も、満足できる絵を描くことが出来ず腐っていた時もありました。それでも大学に合格できるまで成長できたのは金美アトリエのおかげです。本当に感謝しております。ありがとうございました。
金沢美術工芸大学油画科合格
能瀬 朱莉さん
(石川県立工業高校出身)
私が金美アトリエに入ったのは高校2年の初め頃、友達と入りました。友達とは違う科を選択したのですが、一緒にがんばれる人がいるということは、とてもいいことだと思います。画塾にいると色んな人に出会います。色んな人と話します。その全てがプラスになるとはわかりませんが、その人たちとの出会いは、とてもいい経験になっていきます。絵を描いているとうまくいかず、家に帰りたくなる時が何回かありました。なんでこんなことをしているのか分からなくなって、モヤモヤすることもあり、今描いているデッサンを塗りつぶしたくなることも何回もありました。それでも描き続けていたのは、一緒に頑張ってくれた友達や出会った人々のおかげだとののではないかと思います。本当に悩む事もあるでしょう。泣きたいこともあるでしょう。大丈夫です。その全てがいつか笑い話になります。だから受験時代の全ての「今」を楽しんでください。楽しむと、大抵のことは上手くいきますよ。