再現作品
- ホーム
- 再現作品
金沢美大入試問題 再現作品集
匿名希望
-
■1次:デッサン
赤い光沢のある布テープと、プラコップに、自分の手を加えて
自由に構成し、デッサンしなさい。
-
■2次:色彩構成
ティ-パックと、スプーンと、白いハンドタオルからイメージを展開し、自由に色彩構成をしなさい。作品にはタイトルをつけること。
タイトル:Happy Tea Clock
金沢美術工芸大学 製品デザイン
菅沼 佑哉 (名古屋市立工芸高校 出身)
“先ず、自分で問題点に気づき改善することです”
僕は、高校卒業後、一年間金美アトリエで学びました。
高校時代は画塾などに通わず高校でのみ実技の対策をしていました。名古屋にある高校だったので、金沢美大の情報はなるべく自分で集めなくてはなりませんでした。自分で集める情報には限界があり、結果的に二次試験の対策が不十分で不合格となりました。それから、金美アトリエに入学し再度、金沢美大を目指すことになりました。
金美アトリエで驚いたことは、徹底された金沢美大対策と情報量の多さでした。金沢美大を卒業された先生や金沢美大に通われているたくさんの講師の方に教えていただけるので、自分の問題点、それを改善するには何をどうすればよいのか、たくさんのことを学ぶことができました。
しかし、何より自分で問題点に気づき改善できたときが一番成長できたと感じました。講師の方のアドバイスもとても勉強になりましたが、最後に試験で戦うのは自分です。まず自分で考え、改善しようとすることが大切だと感じました。
とはいえ、ここまでやってこられたのは周りの人たちの支えがあったからです。ご指導くださった先生、講師の方々、最後まで応援してくれた親にはとても感謝しています。本当にありがとうございました。
-
■1次:デッサン
・柳 宗理デザインのステンレスケトル
・ストライブ模様入り白いタオル
・タイルチップ
・ガラスコップ
-
■2次:製品デザイン
自分の部屋で使う「ゴミ箱」をデザインしなさい。
200mlのゴミ袋(配布)が収まるサイズで考える事。形が美しくインテリアデザインし、使いやすく、ゴミの内容物が見えにくいようにも配慮すること。
澤本 泉美 (石川県立羽咋高校 出身)
“分析と吸収が大切です”
私は、高1の3月から金美アトリエで学びました。しかし、部活をしていたため夜間部や土日にまともに参加できるようになったのは高3の夏ごろからでした。そのため他の受験生よりも形はとれない・書き上がりは遅いなどと、本当に今年受験できるの?という状態でした。それが本当に悔しくて作品棚のデッサンを漁りまくって、描き方が分からないと思ったものが描かれた作品を見つけて、少しでもその作品に近づけるようにと描いていきました。参考作品を見てその描き方を吸収し、自分のデッサンに反映させるということは模写に近いことかもしれませんが、自分のタッチを向上させる時には大切だと思います。
結局、現役の時には二次の方にも不安が残っていたため不合格でしたが、その時にただ不合格だったと終わらせるのではなく、ここが足りなかったから不合格だったと、原因を分析して考えることが大切だと思います。私の場合は、センターと一次、二次の試験点数の開示を行い、少なくとも何点アップしようと具体的なことを決めて一年を過ごしました。
浪人の一年間は自分のペースでデッサン・アイディアをやってきました。決められた時間で仕上げることも大切ですが、まずは自分が一つ一つの段階を納得できるまで焦らずにすれば自然とデッサン力はついてくると思います。
最後に私がどんなに苦しくても笑顔でいられたのは、一緒に学んだ仲間や支えてくれた家族・友達のおかげです。また、時には厳しく指導して下さった広瀬先生や講師の方々に本当にお世話になりました。ありがとうございました。
-
■1次:デッサン
・柳 宗理デザインのステンレスケトル
・ストライブ模様入り白いタオル
・タイルチップ
・ガラスコップ
-
■2次:製品デザイン
自分の部屋で使う「ゴミ箱」をデザインしなさい。
200mlのゴミ袋(配布)が収まるサイズで考える事。形が美しくインテリアデザインし、使いやすく、ゴミの内容物が見えにくいようにも配慮すること。
金沢美術工芸大学 環境デザイン
匿名希望
-
■1次:デッサン
・ファイヤーグリル
・まき3本
-
■2次:立体構成
「静と動」をテーマに、配布された素材で三角錐を1個以上作り立体構成をしなさい。又、作品のタイトルと制作意図を150字程度で記入しなさい。(素材:5色のマーメイド、台:スチレンボード)
金沢美術工芸大学 油画
吉川 永祐 (島根県立 横田高校)
“研究と練習と一工夫”
金美アトリエ油画専攻の大きな特徴として多くの美大生の先輩と会えることがあると思います。モデル兼講師として
代わる代わる教室を訪れる先輩方にアドバイスや受験時代の話を聞くことは、不安の多い受験期の日々の大事な支え・
手がかりになりました。
先輩や先生のアドバイスを一度素直に受け止め、研究と練習を重ねながらその中から自分に合うものを取捨選択する、
更にそこに自分なりの工夫を加えるために研究をする。僕の受験生活はそれの繰り返しでした。やっていくうちに自分で
も絵の中に気づくものが増えていき、徐々にデッサンも、油絵も自分の描き方の軸を見つけることが出来たように思います。
センターの試験との両立は大変なことですが、工夫をすれば時間は意外と作ることが出来るので、心と体の健康と相談
しながら自分の出来ること、成すべくことをしていってください。何をすればいいかわからなくなったらそれも先輩に聞けば
きっとヒントをくれるはずです。人からの教えを大切にしつつ、自分なりの勉強の仕方、絵の作り方を見つけて頑張ってください。
-
■1次:デッサン マルス
-
■2次:油画
バトミントンのラケットを持つ女性モデル
水色のサンバイザーをかぶり、白いタートルネックのインナーに、黄色地で白と水色のボーダーシャツを着て、紺色のパンツ。右手にピンクのサポータ
左膝にクリーム色のタオルを掛け、ブルーの折り畳みディレクターチェアーに腰かけている。(右ひじかけにポカリのボトル)
バックは水色と淡緑のペーパーの前にバトミントンのネットが張ってある。